Getac Technology（3005）はNational Aerospace Fasteners Corporation（NAFCO）（3004）への資本金の投資を発表しました。それによって15.154Mの株を取得し、NAFCOへの投資を47.47%までに拡大し、最大の株主となりました。それによって、以前は政府所有のであった企業は今やプライベートの企業となり、GetacはNAFCOの運営方針を決めることになりました。

NAFCOは世界的に有名な航空宇宙産業の締め具専門の製造業者です。2004年に、深刻な横領により財政困難に陥りました。2007年に、GetacはNAFCOへ17.66%の資本金を投資し、会社を運営し、銀行との取引を行い、資本金を減らし、顧客の信頼を安定させました。2年の苦労の末、NAFCOは倒産寸前から立ち直り、2009 年Q3には利益をもたらしはじめました。Getacによる追加投資によって、生産量増加の設備と機械を得られました。また銀行、顧客、投資家の信頼を得てNAFCOの財政基盤を強化しました。

Getacは常に隙間市場の足がかりを得て、継続維持できる隙間産業を目指してきました。たとえば、携帯型の丈夫なコンピューター関係の隙間産業のシェアを大きくしています。NAFCOへの追加投資によって大きくなるNAFCOの可能性を確信しました。隙間産業の足がかりを得る戦略の一部です。NAFCOは航空宇宙のエンジン部品の製造や、材料や技術において独特な強みを誇っております。品質試験業務はその製品が過度の温度、湿度、空気圧の環境でも安全を保証するために行われています。市場では大きなシェアを得ていませんが、産業の特性は高レベルの技術、長期保証、上下関係の撤廃、サプライヤーを変更する困難、長期の製品寿命などの独特な特長をもたらしています。これらがGetacの隙間産業の特性であるとGetacの取締役会長であるFrancis Tsaiは言います。

2007年以来、GetacはMPT（MiTAC Precision Technology）と合併しNAFCO、Waffer Technologyへの投資を行い、Waffer Changshuを獲得しました。そして3つの企業がそれぞれ持つ異なる強みをひとつにしたのです。Waffer Technologyは3Cマグネシウム部品、Waffer Changshuは自動車用のアルミニウム部品、MPT Shundeは3C部品と自動車用の鉄プレス製品で知られています。NAFCOの航空宇宙材料、製造工程技術、軽量の金型成形、材料研究技術は多くの面で相互に補っています。戦略的な協調、技術の転送、結果として生じる相乗効果によって、Getacは競争力のある専門的な合金加工業界となってきています。

NAFCOは現在、航空機、船舶、自動車のエンジンに利用される締め具と蓋を供給する高度の産業機構部品メーカーです。NAFCOの航空機締め具はNADCAP/AS-9100航空機安全認証を受け、極めて重要なパートナーと考えられた、世界的に優れた企業から認められたアジアでは数少ないメーカーの一つです。NAFCOは最近ではCNC処理の締め具を含め、製品ラインを広げビジネスを展開しています。


GETACについて
GETACはMiTAC Synnex Business Group（2009年の総売上: USD18.3M）の主要子会社として、1989年に防衛電子機器を供給するGEとの合弁企業として設立されました。GETACのビジネス範囲はノートパソコン、タブレットコンピューター、軍事、警察、政府、通信、製造、移動等に利用される携帯型デバイスなど、完全に丈夫なものから、商業用に丈夫なものまでに及んでいます。また別の分野では、樹脂や軽量金属を使った機構部品や航空機の締め具の設計と製造を行っています。Waffer Technology とNAFCOの獲得によって、GETACは極めて競争力のある合金処理のビジネスグループとなりました。さらに詳しい情報についてはhttp://www.getac.com.twをご参考ください。


ニュースについての問い合わせ先：
Irene Sun／Getac Technology Corp.
Email: irene@getac.com
NAFCO Website: http://www.nafco.com.tw